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クミ化成の技術

樹脂インジェクション成形と熱成形フェルトにおいて、多様な技術を保有しています。

熱成形フェルト時代をリードする軽量高剛性と独自付加価値をグローバルで実現

自動車部品の軽量化は燃費向上を大きな目的に常に求められ続けてきました。
電動化の進むこれからも航続距離の延長に寄与するものとして、その重要性は益々増してきています。
このニーズに答えるため、当社では独自の軽量フェルト素材を開発し、原反投入から成形・トリミングまでを自動化した生産ラインを通して市場に提供しています。
このラインは生産で生じた原反端材を社内で固形燃料化(RPF)し、廃却しない環境にも配慮した工程です。

使用するフェルト素材は製品を生産する国で調達することを基本に、現在は日本、北米、中国、タイ、インドで展開しています。
原材料の入手性や生産設備の制限など、国毎に異なる各国の製造環境でも同一の性能と品質を守るため、当社ではフェルト原反の揮発を手掛けています。
剛性を維持する繊維構成や成形条件、吸遮音特性を高める繊維構成や原反構造、撥水性能や耐薬品性を満足させる原材料や表面処理の選択など、多岐に渡るノウハウを組み合わせ、
各国の持てる条件内で最良の原反を生み出す原反レシピを生み出しています。
これらのノウハウは原反性能向上にも有効で、例えば、防音性能を高める多層構造、グローバルで展開可能な撥水処方など独自の付加価値を持つ製品の供給に繋がっています。

樹脂インジェクション成形お客さまの普遍のニーズ、軽量化と高意匠性の追及

薄肉成形

軽量化効果の大きい大型部品を中心に薄肉化をす進めています。
CAEを駆使し緻密に設計したゲート配置や射出制御などを正確に金型や量産条件に具現化することでt1.8以下でも艶ムラのない外観品質を実現しています。

発泡成形

特に軽量高剛性の求められる部品に発砲インジェクション成形を適用しています。
独自の発砲材料と成形技術で艶ムラ等のない良好な製品表面品質と実倍率2以上の均一な発砲層を持つ製品を実現しています。

ガスアシスト成形

樹脂の射出に同期させてガスを注入し、中空断面を形成する成形法です。
当社では、グラブレールやグリップを一体化したピラーガーニッシュなどに適用しています。
グラブレールへは当社生産のほぼ全種類のものに使われ、年間で1500万本以上の生産量です。

表皮インサート成形

高級車向け等、更に高い外観商品性が求められるものに適用しています。
インジェクション成形時にトリコット布地や不織布等の表皮材を金型内にインサートし、同時胕形する技術です。
当社では主にピラーガーニッシュに適用しています。

KISS成形
(Kumi Injection Sinkmarkless Systemの略。商標登録第5758963号)

当社独自のヒケレス成形法です。
樹脂インジェクション成形が宿命的に持つ、インジェクションサイクルの冷却過程でおきる材料樹脂の体積収縮の影響を製品表面に析出させない成形法です。
製品設計、成形条件、金型設計の各々の工夫を三位一体で融合させることで実現しています。
製品表面のヒケの発生を気にすることなく、補強リブや取付など裏面構造を自在に設計することができます。
(条件によっては板厚以上に厚いリブも可能)
また、冷却過程を通して金型表面への密着性を保つことから、非常に高い転写性を持つため、高光沢な外観の再現を得意とする技術です。
ピアノブラック部品では塗装レスで塗装仕上げ以上の表面外観品質が可能です。
さらには残留成形歪が少ない特性からアクリル等、耐衝撃性の低い材料を使った製品の耐衝撃性の向上にも寄与する技術です。